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膣の老化について

膣そのものも更年期には老化することをご存でしたか?

女性の多くは、50歳前後に生理(月経)が止まり、その前後の10年近くにわたってさまざまな不調を感じる時期があります。こうした閉経前後の時期を更年期と呼ぶことは、皆さまもよくご存知のことでしょう。女性ホルモン(エストロゲン)の分泌は7歳ごろから始まりますが、卵巣機能が低下するのに従って、その量が急激に減少していきます。更年期に感じるさまざまな不調は、この女性ホルモンの減少に影響されたものです。幼少期から長年にわたって分泌されてきた女性ホルモンが減少するという大きな環境の変化がもたらす身体の不調と言いかえてよいかもしれません。更年期は、その変化に身体が慣れるまでの移行期間であり、女性なら誰しもが体験する節目でもあります。

病名のつきにくい「不定愁訴」と呼ばれるもの

この更年期に感じる不調は、本人にしかわからず、月経不順や月経異常のほか、ほてりやのぼせ、冷えや頭痛、めまい、耳鳴りといった身体の症状に加えて、不眠や憂鬱感、不安感やイライラといった精神的な症状が出ることが知られています。しかし、こうした更年期特有の症状の中に、膣のかゆみや乾燥、性交痛、尿漏れといったものがあることをご存知でしょうか。

膣の老化は女性ホルモン(エストロゲン)が減少すると?!

実は、女性ホルモンであるエストロゲンが減少すると、お顔と同様に膣も老化し、萎縮することで、さまざまな症状があらわれるようになるのです。かゆみや乾燥、性交痛、尿漏れなどの「膣の老化」による症状は、女性にとっては人になかなか相談しにくい悩みでもあり、一人で抱えこんでおられる方も少なくありません。

膣のアンチエジングに役立つレーザー技術が開発

そうした人に相談しにくい症状を改善するため、膣という女性器そのものを若返らせる手法が開発されました。それが、お顔の若返り治療に実績をもつレーザー技術を応用した、MONALISA TOUCH®(モナリザタッチ)と呼ばれる手法です。これは、更年期という女性特有の時期においても、膣の老化による不快な症状を緩和し、女性のクオリティオブライフ(QOL)を高めようという目的で開発されたもので、数多くの臨床試験を経て注目されてきた再生術です。ここからは、歳を重ねることでお顔と同様に老化していく「膣の変化」について改めてご説明していきましょう。

膣の老化にともなう諸症状のメカニズムを知っていきましょう!

更年期に引き起こされるさまざまな症状は、エストロゲンという女性ホルモンの減少にともなうものでした。月経不順や月経異常、ほてり、のぼせ、冷え、頭痛、めまい、耳鳴りといった身体の症状、不眠や憂鬱感、不安感やイライラといった精神的な症状が出る原因ですが、実は、子宮や卵巣、膣といった女性器もこのエストロゲンの影響を強く受けていることで知られています。

膣の老化による環境の変化「膣萎縮」とは

膣には、外傷や細菌から膣を守るための「膣壁」があります。この膣壁が自らの働きを果たすためには、何度もターンオーバーを繰り返し、適度なうるおいと弾力、酸性の環境を保つことが必要になります。こうしたターンオーバーを繰り返すことで妊娠や出産に備えることができるわけですが、年齢を重ねることでエストロゲンの分泌量が減少すると、その弾力やうるおいが失われていきます。まるで、お顔にシミやしわがあらわれるように、膣そのものも老化し、環境が変化していく――これを「膣萎縮」と呼びます。

膣萎縮に伴う女性特有の諸症状とは?

膣萎縮が始まると、膣内のうるおいがなくなり、膣壁の弾力も失われていきます。性交痛で乾燥し、ペラペラの状態になった膣壁は傷つきやすくなると同時に、外陰部にも変化をもたらすことに。かゆみや乾燥、におい、性交痛、ゆるみ、尿失禁などの諸症状にもつながっていくのです。こうした変化は、女性である限りは避けられないものであり、向き合っていかねばならないもののはずですが、当の女性でさえそのメカニズムがあまり知られていないのが実情です。

膣萎縮による女性特有の不快感とその原因とは?

ここで、膣萎縮にともなうさまざまな不快感とその原因を探っていきましょう。まず、膣萎縮における不快感の中でも大きなものが、性交痛やかゆみ、灼熱感などです。これらの原因になるのが、腟の血流低下。これは、血流が低下することで腟内が乾燥し、その分泌物も減少して引き起こされる症状です。また、膣萎縮によって腟粘膜のコラーゲンが減少し、腟のひだが薄くペラペラになることも、性交痛の原因になります。さらに、 乳酸桿菌が減少していくことで膣内を酸性に保ちづらくなり、アルカリ性に変化することで、自浄作用も弱まります。その結果、腟炎やにおい、かゆみなどの症状へとつながっていくのです。女性であれば誰にでも起こり得るものでありながら、恥ずかしさが先だって、親しい人にもなかなか相談できないのが、膣萎縮にまつわる悩みであり、もろもろの症状です。しかし、ここで今一度考えてみてください。現在、日本における女性の平均寿命は86歳です。閉経がおきる年齢が平均して50歳であるとすると、50歳から86歳までの間約30年以上もの長きにわたって、女性は、膣の老化(膣萎縮)を実感しつつ過ごしていかねばならないことになります。それだけの期間、人に言えない悩みを抱えたまま、自身の身体の不調に向き合っていかなくてはならないのは、本当につらいものだとは思いませんか。

婦人科で行われる3つの治療方法について

こうしたつらさを解消し、身体の不調を改善していくためには、まず医療機関に相談していくことが大切になります。現在、これらの症状に対して婦人科で行われる治療には、いくつかの方法があります。現在よく行われる治療方法を大きく3つに分けると、全身ホルモン補充療法、局所エストロゲン療法、非ホルモン療法(潤滑剤・補水療法)と呼ばれるものになりますが、これらの一つひとつが、全ての症状に効果があるとはいえないのが現状です。また、高血圧や乳がん、子宮がんなどの既往症がある方の場合は、これらの治療方法を選択できないケースも少なくありません。

モナリザタッチ治療説明・同意書

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